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医療機関への緊急財政措置を求める会員署名「私の一言」
「職員のボーナスが払えない」「医院経営が破綻」
「このままでは第2波を乗り切れない」
 7月14日にFAX通信登録者を対象に実施した「全ての医療機関への緊急財政措置を求める医師・歯科医師緊急要請署名」には、431人からの協力が寄せられ、「私の一言」には、医院経営の厳しさ、今後の不安が数多く記された。以下に抜粋して紹介する。

▼減収の為、職員のボーナスをやむなく減額させていただきました。国が多少でも補填していただけると有難いです。

▼3割ほどの減収ですが、従業員が50人ほどおり大変です。さらに悪化するのが心配です。

▼4月は3割減、5月は4割減、6月以降も前年より減収が続いています。固定経費は変わらず、苦しい経営が続いています。

▼患者さんが3~4割減少にて経営的に苦しいです。年齢の高い方の受診が減少しています。

▼初診料、再診料をUPして簡単に。

▼31日以上の長期処方に対する報酬加算を検討下さい。医療機関受診の頻度を減らす努力に見返りを。

▼1点10円の点数を今回は引き上げるべきだと考える。

▼まさにこのままだと地域の医療機関は経営破綻する可能性が高く、そうなれば大病院への負担増ともなります。前年度実績に基づく診療報酬の概算払いを求めます。今までの地域への貢献、これからの貢献を考えてください。

▼医療の最前線で新型コロナウイルスの対応をしながら、一般医療を続けている我々の意見が全く考慮されていません。一般医療機関の存続は是非援助していただきたいと思います。一般医療費は3~6月までの総計では減っているはずです。

▼緊急財政措置による援助もありがたい事ですが、医療機関の消費税負担をこの際中止しなければ、医療機関の経営がますます困難になると思います。政府が幅広く考えてほしいと思います。医療も経済のうちです。

▼①全ての医療機関への支援をお願いします。②次の最も大事なことは、患者さんが安心して医療機関へかかれる社会へ早く戻ることです。そのためにはPCR検査を含む公衆衛生の充実と、感染防御態勢を医療機関が整え、コロナ疑いの患者の動線とそうでない患者さんの動線を明瞭に分けて、患者さんが安心して受診できる環境を整備することだと思います。

▼特にコロナ患者を受け入れていただけた病院には手厚い援助をお願いしたい。

▼保健所の要請に従って休業した分の補償を望みます。

▼貸し付けではどうにもなりません。国の力で補填してください。

▼第一波は緊急的に各医院の自己犠牲で乗り切れても、この先、第二波、第三波が訪れたら医院閉鎖も免れないやも知れません。

▼飲食や宿泊関連の方の全くゼロを比べれば、まだ私たちはマシかも知れませんが、今まで以上に感染対策に対する費用(マスク、防護具etc)、空気清浄機、受付の防護板etc出費がかさんでいます。こういうものの補助をもっと迅速にお願いしたいです。

▼毎日が非常に怖いです。4月30日で退職した歯科助手の理由は退職者本人が感染した場合、歯科医院に迷惑がかかるからでした。人手が無くて困ってます。

▼歯科医療はどの様に感染予防を施したとしても、三密の上、マスクを外した患者様に長時間接触しなければ成り立たない条件の下、厳しい危機感を持ちながらの現状です。不安な気持ちで従事しているスタッフにはせめて十分な報酬を与えるべきにもかかわらず、患者様同士が密にならぬ様、来院は制限しなければならず、収益は激減しています。

▼インフルエンザ流行の前に、適正な検査体制の確立、感染防御物資の供給体制の確立を要望します。

▼どの医院も同じと思いますが、滅菌消毒にかける時間、コスト、従業員の疲弊に苦心していると思います。このままでは皆倒れてしまいます。

▼風評被害は大きな問題点となります。

▼現在の状況の中でGoToトラベルキャンペーンなど考えられない愚策です。不要不急の外出は控えるべきです。


(岐阜県保険医新聞2020年9月10日号)